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2009年05月

経済・税金

UPDATE 2009.05.29

 

翻訳: 増田 悦佐

時代を象徴するコメント:

去年の今ごろ:

猫もしゃくしも強気一点張りだったわけではない。

「我々は今、債務不履行、差し押さえ、住宅価格下落、住宅ローン市場の縮小という——1930年代以来見たことのないような悪循環に陥りつつある」
——2008年5月16日の連邦預金保証公社(FDIC)社長シェイラ・ブレアーのコメント

ちょうどこの発言のあった週に、トロントのハリス・プライベートバンクは「ジャンクボンドをトランクに詰めこんでおくように」、つまりジャンクボンドを長期保有するようにというアドバイスを出していた。当時ジャンクボンドは14.75%の利回りだったので、マーケットがピークを打った2007年の10月に記録した10%という利回りに比べると「魅力的」に見えたのだろう。その後ジャンクボンドは値崩れして、3月初めには利回りが42%にまで上がってしまった。

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UPDATE 2009.05.29

財務省が5月26日に発表した「対外の貸借に関する報告書」によれば、日本政府と日本国民が持っている対外純資産は2008年度末現在で225兆円となっていた。2008年度中の急激な円高による約10%の目減りはあったが、依然として2位中国の138兆円、3位ドイツの82兆円を大きく引き離したトップだった。

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UPDATE 2009.05.28

 

最近は新聞の商品欄からみる。市場が沸騰し株価が上昇するときは商品市場やその他の市場の動向をみることにしている。天然ガス一段と下落。6年8カ月ぶりの安値圏とある。昨年高値の15から、3.537と74%安い。供給過剰である。原油と違い投機資金は入りにくく需給を反映しやすいとの記事。その隣は原油60ドル突破とある。強弱相哀れむ市場に投資家は混乱するのだ。

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UPDATE 2009.05.27

 

1年前のブログを読みながら感心する僕。良くぞ時代を透視できたと。BKXは今年2月に19になり5月には40に上昇。ボブは35レベルで売りと正確なアドバイス。昨年からの空売りで投資資金は大きなリターン。しかし本番はこれから。過去40年間の中でも最大級の金の上昇が始まるのだ。

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UPDATE 2009.05.27

 

チャートワークス
インスティテューショナル・アドバイザーズ
2009年5月24日

5月21日、22日の金価格のラリーは我々が用いてきたパターン分析とぴったり一致する。今回の中間ラリーにおける抵抗線は1トロイオンス当り$950〜$960を目標としたが、いまその水準に達したため、2つの指標が買われすぎの領域に入ったサインを出している。このパターンは、1994年、2002年、そして2006年〜2007年の調整パターンの展開と類似している。

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UPDATE 2009.05.26

 

今日はオラクルにて講演。久しぶりに人前に立つ。最後に喋ったのが3月か、予定通りあれから市場は上昇。もう戦後最大の不景気は終わったとか、バーナンキは年末には順調な成長に戻るとか。株価の上昇はセンチメントを大きく、希望的に変えていくものだ。

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UPDATE 2009.05.25

 

翻訳 増田 悦佐

時代を象徴するコメント:

去年の今ごろ:

去年も5月には、楽観論がもてはやされていた。

「金融危機はもう終わったのか?」
これが、2008年5月15日にシンガポールで開催された国際投資シンポジウムでのイェスパー・コールのプレゼンテーションのタイトルだった。イェスパー・コールは外資系証券会社で日本担当のエコノミストを務めたのち、日本にあるタンタロン・リサーチという企業の代表をやっていた。彼は、去年の金融危機に際しての連邦準備制度(FED)のお手並みについて、こんなふうに大げさに称賛していた。

「アメリカの政策当局は、もしノーベル賞に応用経済学部門があったら当然受賞していただろう。金融資産デフレに対する政策対応は、非常に迅速だったばかりではなく、さまざまな部門間の調整も非常に良かった。(したがって)資産デフレの二次効果は未然に食い止めることができた」

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UPDATE 2009.05.25

先週までの市場はすごいブーム、ある種のバブルの様相。昨年の安値から100%上昇なんてざらな上昇幅。株、商品、エネルギー、原油、メタル、債券と総てが上昇した。原油も62ドルと予定通りの上昇。そんな中で先週Zinc, Leadは4.7%と6%の下落。円ドルも93円台まで上昇、DXも80までの下落。今年前半を支配したDXも調整終了のような状況。秋の暴落のリバウンドは5月までというのが1930年と1875年の事例。株価の高値から20ヶ月目が5月になるというボブの指摘。2007年10月のNY株高値から20ヶ月はこの5月。どうも同じような現在の恐慌の進捗状況。

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UPDATE 2009.05.22

オバマ政権誕生以来、遅れに遅れていた駐日アメリカ大使の人選がやっと発表された。知日派の著名な学者であり、「ソフトパワー」論の提唱者であり、大本命と言われていたハーバード大学教授ジョセフ・ナイではなく、外交にはまったくなんの実績もないジョン・ルースというカリフォルニア州で企業弁護士を営む人物で、大使指名を獲得した最大の功績は「オバマ大統領実現のためにもっとも多くの小切手をかき集めたひとり」と表現される選挙運動での資金調達能力だけだ。露骨な論功行賞人事と言っていいだろう。

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UPDATE 2009.05.21

昨夜、行きつけの料理屋の女将がGDPって知ってる?突然の質問に驚き、聞き返すと、マイナス15%、戦後最大なのだと浮かない顔。昨年の今頃から変だなー、何か大きな変化が出ていると感じていたが。8月には怪しく10月には経験のない落ち込み。それから落ちるだけの毎日。どうなるのかなー。この9月にドカーンと大きな暴落らしいよ。町の隅の女将のアンテナにも世界の潮流が。さて今、先輩よりTEL。中国で金山を持つ人物が来日する。会わないかとのお誘い。

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UPDATE 2009.05.20

 

このチャートは2000年から2003年、やはり株価が50%以上下落したときと、現在進行中のS&P株価の進捗を暴落時に比較した物である。2002年から2003年までの戻りは14週で下落幅は17%となる。今回3月からの株価上昇は9週間、前回は8週間。大きな反発の山と山の間が15週と17週間。2000年のITバブルの崩壊と昨年の株価下落のパターンを視れば良く似ていると言いたくなる。

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UPDATE 2009.05.19

2009年5月14日、ニューヨーク、ユニオン・リーグ・クラブにて
翻訳 増田悦佐

大恐慌は驚くべき規則性を示す

このスピーチのタイトル自体が、私は弱気派に属していることを鮮明に示している。同じくらい鮮明なのは、この大暴落がもう一度大恐慌がやってくる前触れかどうかについては、まだ論争が続いていることだ。とりわけ、結局はあだ花に過ぎない金融ブームによる繁栄を回復するために、これだけの努力が傾注されているのを見ると、まだまだ本当に大恐慌がやってきたのかどうかは議論の分かれるところだ。

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UPDATE 2009.05.18

5月、予定どおりに、総ての指標が大きな転換点を打つ時。そんな訳でボブのテクニカルな分析やチャートを来るつどに紹介して見た。未来を読むのにテクニカルな分析は非常に重要と感じる最近。どんなに感覚は優れていても時として感覚は変わるしネ。

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UPDATE 2009.05.15

先週のこのコラムで、アメリカ国民にとって日本あるいは中国がドルと米国債を大放出することがいかに深刻な悪夢かということを説明した。「次の内閣」財務相を自称している民主党の中川正春という衆議院議員がさっそくこの議論を実証するような発言をして、外国為替市場に波乱を起こしている。

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UPDATE 2009.05.14

 

(2009年5月12日号チャートワークス Institutional Advisorsより)

足元の金価格パターンは、1994年と2002年に生じた拡大するメガホン型の持ち合いラインに沿って形成されている。4月24日で終わる週では、相対力指数30台半ばでの強気のかい離が生じ、金価格は2週間のあいだに二番底を形成した。

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UPDATE 2009.05.13

お金の無い寂しさをプーチンは味わっている。右翼達のだみ声の声援で北方領土はお金になる事を確認し、笑顔になる。昨日原油は60ドルに。外貨準備を大量に保有していたロシアは原油と天然ガスの価格下落で赤字の国に。原油価格64ドル以上でしか国は回らない。それ以下であれば年間15兆円の資金不足とか。まさか1年でこんなに下落するとは。

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UPDATE 2009.05.12

 

追証発生せず。運がいいというか、驚いている。当然追証が出ていると恐る恐る損益表を見ると...市場は大反落した。ならば、ここから総ての株を空売りしたいな。鉄、自動車、電機、銀行。市場は浮かれすぎた。

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UPDATE 2009.05.11

僕は売り始めが早すぎたのか追証か?後150万円の評価損で追証か。2週間前からトヨタを中心とする自動車株を売り始めていた。それに昨年、凄い暴落直前に売ったGSユアサが突然の大暴騰。追証はこの大暴騰のせいかな。致命傷にならない程の投資だから追証かと、冷静に言える。はてさて、チャンス、何処の記事を読んでもチャンス。市場は強気になり何か熱狂に浮かれている。

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UPDATE 2009.05.09

 

金融街の人々は、今回の株価上昇が今年後半の経済回復の前兆と信じている。このような考えは、1929年以降の上昇時に広まった主流の結論だったが、我々はこの歴史を現在の興奮気味の市場を予測する判断材料に利用した。

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UPDATE 2009.05.09

 

過去30年間に、50週間(233日)幾可移動平均線はトロント証券取引所(TSX)で一時的な支持線と抵抗線を形成してきた記録があるが、今日のラリーはその水準に達している。次回の底値は3月6日からの上昇分(2800ポイント)のうち、25%の下落がメドとなろう。しかし、通常の反騰・反落は、30%から55%の範囲となっているため、今回の総合指数の目標は9000プラス・マイナス100になりそうだ。

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UPDATE 2009.05.09

 

2009年4月30日・5月7日合併号
(日本はゴールデンウィークだったため、ボブ・ホイのオリジナル2号分に掲載された記事をまとめてお届けします。)

時代を象徴するコメント:

去年の今ごろ:

去年の今ごろ、4月末から5月初めにかけても、根拠のない楽観論が幅を利かせていた。

「株式市場や債券市場の大混乱が収まるにつれ、投資家たちはリスクの大きな投資対象に向かい始めた」 
——2008年4月28日付ウォールストリート・ジャーナル紙

「どうやら今年の4月はジャンクボンド市場にとってここ数年間でいちばん儲かった月となりそうだ」
——2008年4月30日付ウォールストリート・ジャーナル紙

「危機は最悪期を過ぎた」
——2008年5月3日のブルームバーグでのウォーレン・バフェットのコメント

「ジャンクボンドを買いこんでおきなさい」
——2008年5月15日のBNN放送でのハリス・プライベートバンクのコメント

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UPDATE 2009.05.08

8日午後、ボブから米国株とトロントの株のテクニカルな分析が届いた。いよいよ時代は誰も否定できない恐恐に突入する分析。見事なテクニカル分析による昨年10月、11月の暴落予測と現在、5月のリバウンドの終りの判断。1929年から1930年。1989年から1990年日経平均のパターン。1873年から1874年のパターン。それにはウイークリー、デイリーの分析がある。恐慌のパターンを歴史学にとどめず、テクニカルに当時の詳しいデーターを用い分析するのは世界広しといえど、ボブとロス以外はいない。

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UPDATE 2009.05.08

日本は今、世界経済をほんものの大恐慌に突き落とすのも、なんとか金融危機の状態でとどめるのも意のままという立場にある。世界経済を大混乱に陥れてもいいから、アメリカから日本への世界経済覇権の移行を速めたいと思ったら、日本にはそれができる。基軸通貨ドルへの信認が揺らいでいるまさに今のような時期に、市場でドルと米国債を大放出することだ。

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UPDATE 2009.05.07

ボブからスケジュールド・オポチュニティー(Scheduled Opportunity)とのメール。待っていたチャンス?予定されたチャンスとでも言おうか?予定通りのチャンスと訳してみたが、なるほど待っていたチャンスである。

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UPDATE 2009.05.06

 

5月1日から日本の秘境の地に居た。が、PCは使えると思いきや、ここ石垣でようやく通じる。西表、快晴の空、夏の空、毎朝8時に流れる放送に感動。インフルエンザが世界的に流行っています、家族と自分を守るために手洗いとうがいを励行しましょうと。

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UPDATE 2009.05.01

「芝浜」という古典落語の名作をご存知だろうか。

働き者だが、酒好きでしかも呑むと気が大きくなってつい怠けてしまう魚屋がいた。この大工、ある朝魚河岸で仕入れをしていた帰り道の芝の浜べで、大金の入った財布を拾う。さっそくしこたま呑んで家に帰り、女房に「おう、このカネをしまっておいてくんな」と言って、寝てしまう。

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