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増田悦佐さんより〜アメリカにとって世界一手ごわい国のトホホな自画像
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UPDATE 2009.05.22
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オバマ政権誕生以来、遅れに遅れていた駐日アメリカ大使の人選がやっと発表された。知日派の著名な学者であり、「ソフトパワー」論の提唱者であり、大本命と言われていたハーバード大学教授ジョセフ・ナイではなく、外交にはまったくなんの実績もないジョン・ルースというカリフォルニア州で企業弁護士を営む人物で、大使指名を獲得した最大の功績は「オバマ大統領実現のためにもっとも多くの小切手をかき集めたひとり」と表現される選挙運動での資金調達能力だけだ。露骨な論功行賞人事と言っていいだろう。