増田悦佐さんより~「資源戦争は起こらない」シリーズその5
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UPDATE 2016.07.11
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改めて思い知らされる中国資源浪費バブルの大きさ
イギリスのEU離脱騒動をめぐる金融市場の混乱は、日中の株式市場をのぞけばほぼ収束した。アメリカにいたっては、主要な株価指数が史上最高値を狙おうかという勢いを示している。なぜ、日本と中国という東アジア2大国の株価の戻りが、こんなに遅いのだろうか。なぜ、アメリカの株価は順調に回復を続けているのだろうか。そこには、中国経済がこれから本格的な崩壊過程をたどることがおよぼす影響についての、大きな誤解が介在している。