夢と勇気とサムマネー |
UPDATE 2015.12.26 |
1930年代を思う
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今年も終わりに近い、一年は早いものだ。追いかけているNYダウの暴落はまだ、始まったような、始まらないような雰囲気だ。昨日の分析ではもう始まっていると結論するのだが…こればかりは、はじまらないと何ともいえないな。昨日の投機格付け債券の債務不履行率は、最高になっている。1930年代に並ぶような気配だ。これを見れば僕のいう恐慌は既に街に下りてきているのだ。
1930年代の異常な経済収縮は株価の下落ばかりではなく、実質金利の上昇で経済は壊滅的になった。つまり企業の倒産の連鎖が継続したことで被害は拡大した。投機適格債とはジャンク債といえばよい。この1930年代の年間不履行率に近い現在の状況を考えれば、株価下落が始まると、世界経済は爆縮することが予定される。否、加速する倒産、連鎖する倒産が待っている。
さて10月4日、買い戻しつき特約の売買残高を見れば、突然過剰な流動性の供給が起きている。その量たるや前代未聞、スイスの資源商社経営危機というニュースは欧米を走った。40兆円に上る介入、支援資金がその後の株高を演出した。グレンコアのデリバティブの異変がいかに巨大だったか判る。その巨大さがFEDを動かし数日で40兆円という天文学的な資金を出させたようだ。
隠された金融危機は、いまだにその傷を拡げながら、進行している。その相似形が、2008年のジャンク債の金利が16%越えてたった30日で45%になった事実であろう。現在18%を越えるジャンク債の金利、この動きがもはや止まらなければ、止まらないのだが…1930年代の大不況、深刻な時代の転換点を迎える。既にGDPがマイナスに転じた世界…株価浮遊が終わるとき…もう隣にいる隠された事件が表に出て来る。隠された巨大な金融危機として。
来年からその動きが加速する、これまでの国際政治も質を変え、時代が壊したい方向に向かうのだろう。僕は本業の金に戻る時間が来た。来年も予測にかけたブログを書きながら時代の変化を追いかけたい。今年もお世話になりました…来年もよろしくです。大混乱はチャンスの考え、そしてどの時代も、夢と勇気とサムマネーでいこう。未曾有の混乱、その中にこそチャンスがあると信じている。1930年代恐慌に荒れる時代、チャーリーチャップリンは言った。
人生には3つものがあれば生きていけると…夢と勇気とサムマネーと。2016年は少しの勇気を持ちサムマネーの時間を楽しもう。夢それは、それぞれの自由な夢ですよ…。恐慌の時代の名言を信じて、楽しく、健康に、夢を語り、歩みたいな…。
良い年でありますように。