増田悦佐さんより〜「統制経済の論理と病理」シリーズその5 |
UPDATE 2014.06.06 |
利権の利権による利権のための「民主主義」国家アメリカ
Heritage Foundationという共和党保守派と近い位置にあるシンクタンクがある。つねに「貧乏人を甘やかすから、依頼心のかたまりのような人間ばかり増えて、国家財政もきびしくなるし、経済成長率も低下する。貧しい人にも甘い顔をして援助などせずに、自立させなければダメだ」といった議論の旗頭となっている。今回は、このHeritage Foundationが2013年11月21日に刊行した『The 2013 Index of Dependence on Government(2013年版政府依存度指数)』というプレゼンテーションを検討するところから出発しよう。