HOME > 経済・税金 > 増田悦佐さんより〜「経済メディアは信用できるか」シリーズその4(前半)
増田悦佐さんより〜「経済メディアは信用できるか」シリーズその4(前半)
|
|
UPDATE 2012.01.13
|
「貯蓄から投資へ」の迷妄(前半)
1989年、市場関係者が「大納会」と呼んでいる1年納めの株式市場営業日に付けた日経平均4万円台突入直前の高値を最後に、22年も日本の株価は低迷しつづけている。そして、このへんが日本の株式市場のすばらしいところだと思うのだが、日本の実質GDP成長率との対比で見れば、日経平均が天井を打ったのはその約2年半前に当たる1987年半ばだった。資産インフレが、当初の大都市圏不動産から株へ、債券へと広がりはじめた時期だ。