NHKが語り始めたCIA(155)(中編)
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UPDATE 2020.08.28
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闇に葬られた治療薬「ヒドロキシクロロキン」 ~新型コロナウイルス禍~ (中編)
「クロロキン」と「ヒドロキシクロロキン」は、数世紀前からマラリア治療に使われてきたキナの木から採れるキニーネを化学的に合成した薬だ。2つのうち、安全性がより高いヒドロキシクロロキンは、マラリア治療の他にも、リウマチ性関節炎や全身性エリテマトーデスや狼瘡(ろうそう)など抗炎症薬として世界的に広く使われており、「プラニケル」という名前で薬局でも買える薬だ。ヒドロキシクロロキンは過剰投与すると心臓や網膜に対する副作用があることも知られているが、過去60年以上にわたって比較的安全かつ安価に使用されてきた実績のある薬だ。