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2012年05月

経済・税金

UPDATE 2012.05.31

きちんとした税法が存在するギリシャで、脱税犯が今までいなかったとは、何とまじめで、正直で、愛国心溢れる国民なんだろうと思う。しかし実はそうではなく、政治家や官僚、実業家に至るまで、誰もまともに申告せず、納税もしていなかった。そもそも税法に対する順法精神が存在しなかった国なのである。欧州の政府債務危機に陥って、やっと、「何で、こんなに国の収入(税金)が少ないのだろう」と調べてみると、本来取るべき税金の10分の1も取っていなかった。日本で言えば国の税収3兆円といったところか。

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UPDATE 2012.05.31

JPモルガンは経営陣が最も優れた銀行の一つだ。2012年5月14日ABCニュース報道のオバマ大統領のコメントより。このコメントは何かの間違いではないないかな?世界最大のデリバテイブのポジション を持ちこの秋に破綻が予定されている銀行に?大統領の錯覚を示す。ゴールドマン、しこたまイタリア 国債を買い集める。凄いー。

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UPDATE 2012.05.30

スペインからの資金流出が凄い、だがこれが周辺国に伝染する病気の可能性が高い。デフォルトするときはこの伝染病が広がる。驚くことではないが異常なスピードで資金が出て行く、そして銀行には取りつけの行列が並ぶ。欧州の実験国家はこのようにして破綻していく。が、伝染病はこの秋を目指して拡大していくのであろう。

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UPDATE 2012.05.29

先見性の代償なんて柄にもない事を書いた。日曜日に書くブログはお酒が入るので数字、表現が大きかったりする。が、お酒の勢いを翌日読むと赤面する。昨日の続き先見性とは何か?何かを捨てた人の予感ではないかと思う。僕は右を見るから左は知らん、これが僕の人生の基本、右を見たら左は見えない、見えない左を考える必要はない。

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UPDATE 2012.05.28

先見性の投資は多いが、代償は少ない。でもよく考えれば代償のほうがリターンは大きいかな。多少のへこみは許容できるかな。1兆円の取引なんて普通じゃないけど、僕の経験は1%の代償で100億円だった。最大600億円の損になった時、会社の存続性に疑義あり、となる。が、会長の一言で騒ぎは収まる。待て、彼がそう言っている。

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UPDATE 2012.05.25

 

アメリカ金融バブル崩壊も、中国資源バブル崩壊も予測はおろか、事後追認さえできない経済メディアは、なんの役に立つのか?(後半)

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UPDATE 2012.05.25

 

アメリカ金融バブル崩壊も、中国資源バブル崩壊も予測はおろか、事後追認さえできない経済メディアは、なんの役に立つのか?

JPモルガンのデリバティブによる巨額損失は一件落着とはほど遠いが、とりあえず次の損失額が明示されるまでは、小康状態を保つだろう。ところが、今度はフェイスブックの新規上場にからんで、かなり大きなスキャンダルが勃発している。またしても、アメリカ金融業界に群がる、客を食いものにしてでもとにかく自分の得になるように立ち回る連中が盛大にカモ撃ち猟にはげんでいたようだ。

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UPDATE 2012.05.24

 

ユーロでは取り付けが起きる可能性が出てきた。スペインの大銀行に対する監査法人のサイン拒否、ギリシャの預金残が30%減少。お金は国外逃避と言うから尋常な日々ではないだろう。金持ち仏人はフランスから脱出。凄い時代が来た物だ。ところで趣味としての僕の投資に参加してくれる技術者を募ります。データー分析とシステム売買を検討します。

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UPDATE 2012.05.23

20年近く書いてきた牛之宮ウイークリー、本日終了した。母のお別れの時以外は一度しか休んだことはなく、南アから、ロンドンから、フィージーからと世界中を旅し、書き続けた牛之宮ウイークリー。何だか悲しいような役目を終ったような。そんな気がする、ロンドンで100億円の取引中、おなかを壊し、トイレで書いたり…。廃刊は868号か。

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UPDATE 2012.05.22

 

凄い下げを演じたNY株。NYダウは12080がテクニカルな目標地点。短期的な売られ過ぎから反発後、NY株価は12080を目指す動きと見る。Wトップ形成後、三角形が崩れる形となり暴落に近い、短期的な反発後に12080を目指す。その後はどうなるのだろう。大統領選挙の年は、民主党政権下の年は3月から7月に掛けて、2度の売りチャンス。4月22日のチャートワークスを精読すれば未来が見えるかな?

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UPDATE 2012.05.21

金融調査教育委員会(CMRE)でのスピーチ

インスティテューショナル・アドバイザーズ
ボブ・ホウイ

2012年5月17日、ニューヨークにて

ここのお集まりの方々の多くが、財政・金融政策とは歴史上最大の誇大宣伝であり、最近の絶望的な状況の中でますます向う見ずになっているという見方にご賛同いただけるのではないでしょうか。2007年の国際金融危機勃発以来、母なる自然は世界各国の政府に対して「きちんと追証を支払いなさい」と督促しつづけております。それ以上に重大なのは、たとえ納税者たちがおそろしくのんきで政府の横暴を許しつづけていたとしても、各国政府は自分たちの大盤振る舞いが招いた追証を払いきれないという事実です。

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UPDATE 2012.05.21

5月18日、Facebookが上場されたが、株価は予想の範囲内だった。IT関係のニューヨーク証券取引所への上場に際しては、オーナーはもとより、社員もミリオネアーやビリオネアーになる者は結構多い。ところが、Facebookが社員に付与したストックオプションは、通常のIncentive Stock Option(ISP)ではなく、Restricted Stock Units(RSU)というもの。ISPの場合は通常OptionをExerciseした後、あるいは売却した際の利益に課税されるので、所得税は15%である。ところがRSUでは社員の受給資格が発生した際(つまり株式上場時)に、付与された株価に対して通常の所得税率で課税されるので、所得税が35%、州税が9.3%の最高税率であり、44.3%の税負担となる。

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UPDATE 2012.05.21

 

株が下がり、金が反発した先週。5月15日を底として金鉱山株GDXを代表する株価指数も上昇した。これからの数ヶ月で金よりこの指数がより上昇すれば、100年に数度のお祭りが始まる。市場は株価、商品市場の終わりの宴もしめやかに始まる。原油、銅の暴落はこれからの世界経済政治を大きく変革させる。さても時代の季節は動いた。

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UPDATE 2012.05.18

 

欧米では事なかれ主義を貫き、あい変わらずの中国拝跪で
いつまでもつのか? 日本経済新聞(後半)

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UPDATE 2012.05.18

 

欧米では事なかれ主義を貫き、あい変わらずの中国拝跪で
いつまでもつのか? 日本経済新聞(前半)

日本経済新聞というのは不思議な新聞で、日本経済については今日あすにも破綻して、その後は延々と没落するだけというデマを垂れ流している。ところが、海外のこととなると話はまったく別で、まさに国民経済が崩壊過程に入った国についてさえ「大丈夫、大丈夫」と、問題を隠ぺいするだけの楽観論の大盤振る舞いに終始する。しかも、その楽観論なるものが、まったくなんの同情にも値しないようなゴロツキ集団が、世界各国からもっとカネをむしり取ろうとする方策を立派なことのように持ち上げた上での楽観論なのだから、正気の沙汰ではない。

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UPDATE 2012.05.17

新聞の一面の見出しに変調との表現。株が下がりギリシャや国債が暴落することが変調というのだ?過去1500ヶ月の世界株式市場の動きは760ヶ月余が上昇で残りが下落である。朝があり夕があるように、市場には上下がある。上昇しているとき以外は変調とする考えが道を間違える。今回のNY株の底値は、7月13日プラスマイナス1週間前後である。

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UPDATE 2012.05.16

 

金鉱山株の代表的指数であるGDXが売られ過ぎから反転。

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UPDATE 2012.05.15

 

ダウが12800ドル付近に来ている。これでも短期的には売られすぎているが、今週この付近で推移すれば次の価格目標は12080となる。NY市場はテクニカルのダブルトップを形成した。これにて再度下落すれば、週末か、来週から約1000ポイントの下落が始まる。DXドルの80ポイントからの上昇がいつ始まるかである。

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UPDATE 2012.05.14

フランス大統領選でサルコジ現大統領が負け、新たにオランドが次期大統領となることが決まった。緊縮財政のサルコジを嫌ってのフランス国民の選択だと言うが、オランドは選挙前からインタビューでこう答えている。「本人の能力や努力と無関係の報酬は不当な富の搾取に他ならず、受け入れられるものではない」と言い切っている。

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UPDATE 2012.05.14

 

どうやらこの時代を支配したDNA寿命は、あと2週間から3週間となるようだ。金鉱山株が金の上昇を凌駕する、その100年に5回ほどのお祭りが始まる。このお祭りは金鉱山業が時代の舞台に乗り、主役になることを意味する。1825年も1875年も1929年のバブル崩壊後も、1720年から5回の事例から、主役の交代時期が迫りつつある。

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UPDATE 2012.05.11

 

「常識」の異常さを疑う能力もない「知的エリート」が、世界中のまじめに働く人々を危機に陥れる(前半)

日本の経済メディアは、あい変らず昔から語り伝えられてきた「常識」の数々をなんの疑いもなく金科玉条としてやみくもに信じきっている。たとえば、投資ポートフォリオの多様化によるリスク分散だ。最近の日本経済新聞にも、日本の外貨預金投資はますます発展しているといった金融業界へのヨイショという以外に意味のない提灯記事に、下のグラフが添えられていた。

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UPDATE 2012.05.11

 

「常識」の異常さを疑う能力もない「知的エリート」が、世界中のまじめに働く人々を危機に陥れる(後半)

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UPDATE 2012.05.10

いつの時代も大変なのだ?僕が20歳のときも、30歳のときも、NYに始めて行ったとき、金は600ドルでNY株も600ドルだったと記憶する。そのときも大変な時代と、誰彼となく言っていたような気がする。今9日の深夜23時16分のNY市場は株が下がり、原油は暴落で、金も1600ドルを割っている。大変な時代なのだ、今も?

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UPDATE 2012.05.09

2度目の79円トライで円高調整は終わりに来ている。5週前後の足固め後に円は90円方向に動きはじめる。DXドルも大きな上昇トレンドに乗り、90方向に18ヶ月以内で動き始める。円安、DXドルの大上昇は市場の大転換点であろう。ドルが支配する市場原理、ひとつに動く市場は5月末まで株式、商品市場の下落にさいなまれる。

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UPDATE 2012.05.08

 

人類の大変な発明、世界共通の通貨、言語、を用い始めたときから経済に四季が出来てきた。経済の勃興の春、過熱する夏、枯れ始める秋、そして沈黙の冬である。経済学者のコンドラチェフはこの四季の波を発見したが、政府や、投資家や、為政者には受け入れられなかった。30年のサイクルや60年サイクルが生む四季はあまりに悠長であったのだろう。

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UPDATE 2012.05.07

 

米国株式市場の格言に5月に売れというのがあるが、大統領選の年それも民主党政権下の格言は、まことに生きているかのようである。2000年5月1日、1996年5月1日、1980年2月13日、1964年5月7日、1952年5月8日と季節的な高値をつけて7月まで下落している。そして9月の1週後に深刻な下落が来る。多分、今年も?

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UPDATE 2012.05.02

日頃よりご愛読いただき誠にありがとうございます。

毎週金曜に「経済・税金」でお届けしております増田悦佐氏のコラムですが、今週の3日、4日が祝日のため、休刊とさせていただきます。ご迷惑をおかけいたしますが、何卒御理解の程お願い申し上げます。

「松藤民輔の部屋」WEB

 

UPDATE 2012.05.02

 

イリノイ州は薄氷を踏むような財政運営をしており、未払いの債務が90憶ドル(約7200億円)を突破した」
——2012年4月23日のブルームバーグ通信の報道

欧州ばかりか、米国の州政府も薄氷を踏む運営、イリノイは法人税を46%、個人所得税を67%に上昇させている。これで解決できると考える人々の運営では州政府はことごとく破綻、デフォルトをたどる。その数や100を超えるというのが現実的な数字であるという。州政府は時としてスペインより大きい債務を持つ、この種の破綻の物語が始まる。

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UPDATE 2012.05.01

以前、このブログで相当書いた。スイス最大手のUSB銀行が米国民の脱税の手助けをしていたとして、UBSに口座のある米国市民及びグリーンカード保有者のリストの開示を執拗に求めたと。

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UPDATE 2012.05.01

季節に染まることも、季節におぼれることも容易であろう。が、季節を乗り越えるのは安易ではない。四季がある日本は春の次は夏と決まっている、が、市場経済は春の次に冬が来ることがある。今回のNY株の下落が惹起させる動きは?米国短期債と金への集中、逃避である。これまでと異なる動きは、市場が、質的大変化をはじめることを意味する。

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