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UPDATE 2020.05.05 |
先週、金価格は基本的に下げ基調でした。月曜日の始値1,745ドルから下がり続け、一時1,700ドルを割り込みました。注目されていた4月29日(水)の米国第1四半期GDPはマイナス4.8%と2008年以来のマイナス成長でした。この発表は、本来的には金を押し上げる要因ですが、今月6%を超えて上昇していた金の月末のポジション調整もある中、欧米の新型コロナウイルスの震源地と言われていた国々で感染者数が減少傾向となっていること、ロックダウン解除の計画が発表され始めていること、新型コロナウイルスの治療薬候補のレムデシビルの治験結果が良いというニュース等が市場に好感され、安全資産としての金の需要が減少し、金価格は押し下げられました。しかし、5月1日(金)に、トランプ大統領が新型コロナウイルスの中国の初期対応を批判し、同国に報復措置を検討しているとしたことで、米中対立再燃が嫌気され、米株価は下げ、金は上昇に転じ、終値1,700ドルの上げ基調で週を終えました。