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増田悦佐さんより〜「景気は操作できると信じた人間たちの歴史」シリーズその8
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UPDATE 2013.11.22
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「企業の巨大化=強く豊かな経済」という妄想の果てに
前回は、自動車産業を例にとって特定産業のトップ企業の数を絞りこむことによって、企業規模や価格支配力の拡大を図るという産業政策がいかに有害無益かを説明しはじめた。この産業寡占化の促進という政策目標のアホらしさは、旧通産省=現経産省の利権屋官僚たち、その御用聞きをしている経済学者や経営コンサルタントたち、そして日本経済新聞の論説委員たちといった提唱者の顔ぶれをみるだけでもお分かりいただけるだろう。