増田悦佐さんより〜「エリート主義『経済学』の虚妄」 シリーズその4 |
UPDATE 2010.10.22 |
モーゲージゲートと二度目の量的緩和で
仲間割れを始めたアメリカ経済を牛耳るエリートたち
アメリカで起きている経済事件の中でもとくにインパクトが高そうなのが、モーゲージゲートとかフォアクロージャーゲートとか呼ばれている差し押さえ・競売関係の不正だ。だが、日本のマスメディアはまるで報道管制でも敷かれているように、まったくと言っていいほど報道していない。
そこで、いったいだれが、いつ、どこで、何を、どんな方法でやってのけて、その結果今どういう問題になっているのかを順を追って説明していこう。現在のアメリカ社会には、一流の金融機関に首尾よく就職できたほんの一握りのエリートのために一般大衆を踏みつけにする風潮が蔓延していて、まさに末世の様相を呈している。その縮図のような事件だからだ。