大雨 |
UPDATE 2006.11.24 |
世界最大の銅鉱山会社が生まれた。フリーポート・マクモラン・カッパー・アンド・ゴールドとフェルプス・ドッジ(PD)の合併である。銅価格がほとんど天井の時、M&Aの最大級の取引は完了した。トップのエストラータを巻き込んだ三つ巴のM&Aは、バブルの最期を飾る華やかな30億ドル(約3兆円)取引で幕引きとなった。
今年世界で70兆円のM&Aが起きた。またM&Aに関する指数は、今年の8月には前代未聞のレベルまで上昇した。M&Aは資源の価格や株価が上昇すると多発する。何故もっと安い時にM&Aをしないのかと不思議に思うのは僕だけだろうか。
誰もが納得できる仕組み、高く会社を買っても資源の価格が高ければ、それなりのリターンがある。これは誰もが計算でき、納得できる時である。誰も(エリート)が安心する時、市場は反転する。