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増田悦佐さんより〜「国家がヘッジファンドと化した世界」シリーズその10
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UPDATE 2015.05.09
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金融利権共同体の暴走をつなぎとめられるのは、金の錨だけ
さて先週は、市況商品までふくめてありとあらゆる金融資産の値動きが連動する怖い世の中になったことをお伝えしたところで筆を置いた。いいときは金融市場で売り買いするものが何もかも値上がりするが、悪くなったらどこにも逃げ隠れすることができない相場になるわけだ。そうなったとき初めて真価を発揮するのが、2011年9月に史上最高値を付けてから鳴かず飛ばずの調整局面がそろそろ丸4年に達しようとしている金という実物資産だろう。