増田悦佐さんより〜「戦争と平和の経済学」シリーズその11
|
|
UPDATE 2014.11.29
|
平和な世界でこそ本領を発揮する日本の「決められない政治」
このシリーズでは、戦争による犠牲者数は第二次世界大戦をピークに、確実かつ急速に減少に転じていること、その中で政治・外交手段としての戦争と産業分野としての軍需にしがみついている国々は貧富の格差拡大によって衰退するであろうことを述べてきた。前回の文章でもお分かりいただけたのではないかと思うが、日本は第二次世界大戦後、自国内も平和に保つと同時に、国際的にも平和を愛する国、そして貧富の格差の小さな国へと大変身を遂げて現在にいたっている。