奥村眞吾先生より〜アメリカの節税方法、日本では考えられない |
UPDATE 2014.06.03 |
先日Pfizer (ファイザー)がイギリスのAstraZeneca社に1060億ドル(約11兆円)での買収を持ちかけたが、拒否された。イギリス政府もアメリカのファイザーにAstraZenecaを持っていかれるのには不快感を示していた。AstraZenecaのもともとの発祥地でもあるスウェーデンも自国にある研究機関がなくなり、雇用が削減されるので反対をしているが、ファイザーはその研究機関や特許の価値を大きく評価しているので、ぜひ買収したいとしている。だからファイザーは11兆円を出してでも欲しいのだろうか。ニューヨークタイムズ等の報道では、そうでもないらしい。AstraZeneca社を買収すれば、少なくとも年間10億ドル(1000億円)の節税ができるとしている。