増田悦佐さんより〜「統制経済の論理と病理」シリーズその4
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UPDATE 2014.05.31
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「統制なき統制経済」を支えるアジェンダ設定力
先週のこの欄の最後のパラグラフで「アメリカ連邦議会は、上院100名、下院435名の定数ほぼ全部が、田中角栄並みの金権政治の達人で占められている」と書いておいた。つい書きもらしてしまったが、大統領や主要閣僚ともなると、田中角栄を上回るクラスの利権政治の名手だ。その、あまりにもカネの力がものを言いすぎる社会で何が起きているかと言えば、先週も似たようなグラフをお見せしたが、個人賃金給与所得の慢性的な低下と、税引き後企業利益の安定的な増加だ。