増田悦佐さんより〜「統制経済の論理と病理」シリーズその2
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UPDATE 2014.05.16
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金融寡頭政のもとで、どんどん苦しくなるアメリカ国民の生活
現代アメリカ経済の統制化は、ふつうに「統制」ということばからだれもが思い浮かべる現象とはかけ離れた、巧妙な仕組みになっている。結論を言ってしまえば、政治家、高級官僚、弁護士、ロビイスト、一流企業の幹部社員、大手金融機関といった平等な条件で競争させられたとしても、きっと要領よく高い収入を得るであろう連中が、お手盛りで自分たちが荒稼ぎをするのにいちばん都合のいいルールや制度をつくって、一般国民にはたまに番狂わせの逆転勝ちのチャンスさえ、残しておかないという趣向だ。