増田悦佐さんより〜「文明の壊れ方」シリーズその17
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UPDATE 2012.12.21
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インフレが経済を活性化させるという議論にはなんの根拠もない
12月16日に実施された総選挙は、自民党ばかりか、維新の会、みんなの党といったインフレ・タカ派がそろって躍進した。「無際限に建設国債を発行し、その国債を無際限に日銀に買わせろ」とか、「日銀が政府の意向に逆らえないように、内閣に日銀総裁の罷免権を与えろ」とか、耳を疑うような暴論を政策論議として持ち出す連中が、大量に衆議院議員になってしまった。まるで「市場経済への国家介入はどんどんやるべし」という方向で、国民のあいだにコンセンサスが形成されたかのようなムードになっている。