転落の秋にそなえて |
UPDATE 2012.09.11 |
ケーシー・リサーチ・サミットでの講演要旨
インスティテューショナル・アドバイザーズ
ボブ・ホウイ
2012年9月7日、カリフォルニア州、カルルスバッドにて
不確実性に満ちたこの世の中で、確実性にあふれた場所が一ヵ所あります。介入主義的な政策担当者たちは、自分たちのやっている金利の操作と貨幣価値の毀損が、いつか必ず実を結んで、経済はユートピアに変わると確信しています。そうなったら、自分たちも経済への介入をやめるというわけです。もちろん、そうでしょう。市場の強気派はいつだって、自分たちだけは引き際を知っていると言いつづけてきたのですから。
でも、短期売買のトレーダーたちは、眉にツバをつけて聞いています。
オーストリア学派の経済学者たちは、いずれはクラックアップ・ブームなるものがやってくると信じています。いったいそれがどういうもので、いつやってくるのかは、よく分かりませんが。