奥村眞吾先生より〜NEC香港で100億円の所得隠し
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UPDATE 2012.06.26
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またまた舞台は香港である。NECが東京国税局から脱税にあたる仮装・隠蔽を行ったとして摘発を受けた。これは海外での携帯電話事業の拡大を狙って、NECは電話機や基地局設備の受注を行う香港の携帯電話会社に2002年出資した。しかし業績は一向に上がらず、ついに2008年にこの事業から撤退した。その撤退に際しNECは、香港企業側から要求された補償金100億円を払い、全額を会社の経費として処理していたが、東京国税務局は全額を否認した。つまり、100億円は交際費であり、経費としては認められないと。