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増田悦佐さんより〜「経済メディアは信用できるか」シリーズその24(前半)
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UPDATE 2012.06.08
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「Year of Dragon(龍の年)は、Year of Drag-on(ずるずる引きずる年)だった」
「何を引きずるの?」
「もちろん、中国資源浪費バブルの崩壊さ」(前半)
今年、2012年は辰年だった。古来、タツ=龍と言えば中国文明を象徴する架空の動物だ。中国おべんちゃらメディアの「予測」によれば、過去20〜30年にわたって着実に力を蓄えてきた中国が、今年こそ欧米諸国の趨勢的没落を尻目にいよいよ世界の晴れ舞台で国際経済の救世主として大車輪の活躍をする……はずだった。そして、日本の知識人・文化人の大半が、大筋ではこうした見方を受け入れていた。