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増田悦佐さんより〜「世界は深淵をのぞきこみ、日本は屹立する」 シリーズその8(前半)
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UPDATE 2011.10.14
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借金経済とクルマ依存社会にやってきた終わりの始まり
先週末は、フランスとベルギーを母国とする大手銀行デクシアの破綻と、ギリシャ国債の元本減免に関するニュースで持ちきりだった。ギリシャ国債の債務不履行懸念が高まっただけでも、国家管理下での不良資産の切り離しという荒療治を余儀なくされるヨーロッパの大手銀行があったこと自体、かなり驚くべき事実だ。下のグラフで分かるように、ギリシャの債務不履行で生じる実害は、PIIGS5ヵ国の中でも最小なのだ。