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増田悦佐さんより〜「エリート主義『経済学』の虚妄」 シリーズその29(前半)
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UPDATE 2011.05.27
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皇帝型大統領から「隣のおっさん」型大統領へ(前半)
前回は1970年代までのアメリカと、1980年代からのアメリカは同じ国とは思えないほど変わってしまったことを書いた。この変化を象徴するのが、歴代のアメリカ大統領が持つイメージの変遷だろう。
初代ジョージ・ワシントンから、6代目で1824年の第10回大統領選で当選するジョン・クィンシー・アダムスまでは建国の父たちの時代で、風格も教養もある大人物がこの要職についている。ガクッと格調が落ちるのは第10回(1828年)と第11回(1832年)の二度当選した7代目のアンドリュー・ジャクソンあたりからだ。