毎年恒例のクリスマスのあいさつ |
UPDATE 2010.12.28 |
封建領主たちの財政と課税
インスティテューショナル・アドバイザーズ
原作: ボブ・ホウイ
翻訳: 増田 悦佐
ひとはだれしも、リベラルな啓蒙運動が王権神授説の息の根を止めたとき、封建領主のやらずぶったくり的な財政とも、永遠におさらばできたはずだと考えるだろう。
連邦準備制度理事会(Fed)議長バーナンキの「ありとあらゆるものにインフレを起こす」ためならいくらでも紙幣を増刷する用意があるという宣言で驚くべきところは、その率直さだけだ。通貨価値の毀損を体のいいことば遣いで隠してきたのは連邦準備制度の発足以来の伝統と呼ぶべきで、彼らの当初の言い分は「柔軟な通貨が深刻な金融収縮を防ぐ」というものだった。