HOME > 経済・税金 > 増田悦佐さんより〜「エリート主義『経済学』の虚妄」 シリーズその3
増田悦佐さんより〜「エリート主義『経済学』の虚妄」 シリーズその3
|
|
UPDATE 2010.10.15
|
アメリカ人は、この格差を受け入れているのか?
日本の知識人には「根が楽天的な民族性だし、事業を起こして自己破産に追いこまれるといった失敗をしても、何度でもやり直せる社会風土だから、アメリカ人は結果としての所得や資産の格差がどんなに開いていても、チャンスさえ平等に与えられていれば文句を言わずにチャレンジしつづける」といったおとぎ話のようなアメリカ擁護論を語る人が多い。そういう人たちの中でも、1980年代くらいまでのまだ比較的まともだったころのアメリカに留学した体験のある人たちは、それなりの生活実感をもってこういう議論をするので始末に負えない。