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奥村眞吾先生より ~トランプ大統領はなぜ関税にこだわるのか
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UPDATE 2025.10.01
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トランプ大統領は1890年代のアメリカを理想としている。その時代のアメリカは保護貿易主義が強く、アメリカ国内産業を守るために、国外からの輸入品に対しては高関税(High Tariff Era)を課していた。その頃はまだアメリカには所得税や法人税などの直接税は存在していなかった、ちなみに日本でもそうで、日清戦争の財源を補うために、日本では明治中期に所得税、日露戦争の戦費を補うために相続税(遺産税)などが相次いで立法化された。