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増田悦佐さんより〜「ペテン師国家にだまされるな」 シリーズその8
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UPDATE 2009.10.30
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ヨーロッパ人の法治主義は、ありがたがるほどのものか
【お断り】前回および今回の内容は、かなり残酷な描写をふくみます。気の弱い方、お食事中の方は気分を悪くされるかもしれませんので、ご注意ください。
きのうブルゴスの市に 用意周到に手筈をととのえ
印判もおもおもしく 王の命令書が伝達された
——ミオ・シード・ルーイ・ディーアスに 宿を貸すことまかりならぬ。
万が一禁を犯す者あらば 財産は没収され
そのうえ目の玉を くりぬかれるのみならず
命も魂も失うであろう この命令をしかと心得よ——と。
中世スペイン英雄叙事詩の最高峰と言われる『エル・シードの歌』の一節