経済・税金

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2009年10月

アドバンスド

UPDATE 2009.10.30

 

原本:Bob Hoye, Institutional Advisors
翻訳:増田 悦佐

来週は、ボブ・ホウイが来日し、東京・大阪で『恐慌で儲ける!』出版記念講演を行います。そのため、『時代の転換点を読む』11月5日号はお休みをいただき、次号は11月12日付となります。ご諒承いただければ幸いです。

時代を象徴するコメント:

去年の今ごろ:

「これはパニック売りではない。証券会社の信用売買担当者から追証の請求がうるさいから、仕方なく売っているだけだ」
——2008年10月27日付ビジネスニュース・ネットワークでのある資金担当者の発言

この運命的な1週間でダウ平均は1000ポイントも下落して、1万459ドルとなった。それでも、この資金担当者によれば、パニック売りではなかったそうだ。

この下落は今年3月まで続き、結局6470ドルでようやく底を打った。パニック売りもあれば、追証を迫られて仕方なく売ったケースもあった。そして、このふたつの要因が組み合わさった下落のことを暴落というのだ。

もうちょっと時代をさかのぼって、何もかもうまくいっていたブームの絶頂期にスポットライトを当ててみよう。

「企業経営者たちは、自社株買い、増配、一大企業帝国樹立に必要な資金を、徐々に借り入れに頼るようになっている」
——2006年7月11日付ウォールストリート・ジャーナル

そして、今年の今ごろになると:

「今の状況としては、かなり大きな景気回復を創出するための刺激策は出揃っている」
——2009年10月21日付フィナンシャル・タイムズ

「人っ子ひとりいなくなったショッピングモールが、連邦準備制度(Fed)による救済の荒涼としたシンボルとして立ち尽くしている」
——2009年10月21日付ロイター通信

これは、ベアー・スターンズ証券の破たんに伴う物件だった。Fedは救済プランの一環としてオクラホマ州の閉鎖されたショッピングモールを引き取った。このモールの建てられた土地には、まだ原油が出ている油田もふくまれていた。残念なことに、Fedが債権者たちと交わした契約の中には、鉱業権は入っていなかった。

「年金基金は、『財政的安定性』を確保するためにゴールドの持ち高を増やすだろう」
「私の考えでは、弊社のような大きな機関投資家は、突然ゴールドなんかほとんど持っていないということに気がつき始めたのではないだろうか」
——2009年10月23日付ブルームバーグ通信

「アメリカ経済に関する消費者信頼度指数が、予期せぬ下落を記録」

消費者信頼度指数は、9月の53.4から10月の47.4に急落した。事前のコンセンサス(多数意見)予想は53.1への微減だった。
——2009年10月27日付AP通信

「イギリスの小売売上高が予想に反して停滞」
——2009年10月22日付ブルームバーグ通信

「イギリスのGDPが、第3四半期に予期せぬ下落」
——2009年10月23日付ブルームバーグ通信

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UPDATE 2009.10.28

インスティテューショナル・アドバイザーズ
ボブ・ホイ

マーケット概況

今年9月の第3週にマーケット・センチメントは過剰な強気を記録したが、その後に続くのは中長期的な下降局面のみである。過去の例に倣えば、反騰市場から下落への転換は信用スプレッド及びゴールドの対銀相対価格(Gold/Silver Ratio)の変化によって確認されることになる。

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UPDATE 2009.10.28

 

Institutional Advisorsのロス・クラーク氏によるテクニカル分析


米ドル指数とゴールド

過去20年間において米ドル指数が一時的に底値を付けるときはほとんどの場合、この底値に先行してくさび型の下降と週次ベースでの持続的買いモードが現れている。

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UPDATE 2009.10.27

 

ロス・クラーク氏によるテクニカル分析

そろそろドロまみれになりそうな銅

足元の銅価格は24%から37%下落する危険の大きい状態にある。これから紹介するテクニカル分析をご覧になれば、銅が天井をつける1週間以内に売りシグナルを発する可能性が高いことを納得していただけるだろう。

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UPDATE 2009.10.23

 

原文:Bob Hoye, Institutional Advisors
翻訳:増田 悦佐

時代を象徴するコメント:

去年の今ごろ:

「今年のナスカー自動車レースチームへのスポンサーによる出資金は10%減少したが、これはアメリカで最大の注目を浴びている自動車レースでさえ金融危機の影響をまぬかれないことをしめしている」
——2008年10月24日付ブルームバーグ通信

楕円形のレース場をぐるぐる回っているだけのレースは退屈だと思う人間にとっては、悪いニュースばかり目立った年の数少ない朗報のひとつだった。

「直近の四半期でアメリカ各州の税収が激減した」
——2008年10月25日付ウォールストリート・ジャーナル

「信用市場が収縮し、不動産市場の流動性も落ちているので、カリフォルニア州職員退職年金基金(カルパース)は、株の売却を迫られている」
——2008年10月25日付ウォールストリート・ジャーナル

この記事には、カルパースのポートフォリオはつい数ヵ月前までじつに総資産の63%が株で占められていたことも書いてあった。

そして、今年の今ごろになると:

「あの有名なウィスキーブランド、ジャック・ダニエルズがナスカー自動車レースチームのスポンサーを降りる予定」
——2009年9月21日付ビジネスウィーク

またしても朗報だ。

「商業用不動産物件の債務不履行があまりにも激増しているので、膨大な数の案件を捌くことができる年季の入ったプロの人手が不足するという懸念が高まっている」
——2009年10月5日付(カリフォルニア州)オレンジ・カウンティ・レジスター紙

「観光客もビジネス客も遠出を控えている中で、オーナーがローン金利を払えなくなったために差し押さえにあっているホテルの数が、カリフォルニア州全体で300に達した
 年初に比べて、ほとんど5倍近い激増ぶりだ」
——2009年10月7日付ロサンジェルス・タイムズ

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UPDATE 2009.10.13

今週の『時代の転換点を読む』は、ボブ・ホイがニューオリンズ滞在中のため1週休みをいただいて、10月22日号を予定しております。ご了承くださいますようお願い申し上げます。

 

UPDATE 2009.10.09

 

原本:Bob Hoye, Institutional Advisors
翻訳: 増田 悦佐

時代を象徴するコメント:

次回の『時代の転換点を読む』は、ボブ・ホイがニューオリンズ滞在中のため1週お休みをいただいて、10月22日号となります。

去年の今ごろ:

「高級品店は、経済の急降下に備えて身構えている」
——2008年10月8日付ウォールストリート・ジャーナル

「イギリスの大手金融機関救済のツケは、納税者ひとり当たり4万ドル(約360万円)になる」
——2008年10月9日付ウォールストリート・ジャーナル

「アメリカ型資本主義の終わり?」
——2008年10月10日付ワシントン・ポスト
11月の大統領選結果を見ると、なかなか正確な予測だった。

そして、今年の今ごろになると:

「キューバの元首フィデル・カストロ、オバマ大統領の気候変動対策を賞賛」
——2009年9月23日付AP通信

「アメリカの株式市場は、業績の上方修正で支えられている」
——2009年9月22日付株式情報サイト「マーケットウォッチ」

「1泊850ドル(約7万6000円)の部屋がガラ空きで、ラグジャリー(高級)ホテルに債務不履行の危機が忍び寄る」
「ホテル業界はどこもかしこも苦しい経営だが、ラグジャリーホテルはとくにバランスシートの負債が重い」
——2009年9月24日付ブルームバーグ通信

「今や、アメリカでは銀行家に対する水攻めの拷問が法律で認可されている」
——2009年9月28日付フィナンシャル・ポスト紙

「香港市場では、グローリアス不動産ホールディングズ株が上場初日の商いで15%下落。過去2週間というもの、香港市場では5銘柄連続で上場初日からの株価下落が続いている」
——2009年10月2日付ブルームバーグ通信

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UPDATE 2009.10.06

 

ロス・クラーク氏によるテクニカル分析

円対米ドル

為替はトレンドを形成する特性があることで長いあいだ知られている。しかし、トレンドとトレンドの間に生じる調整局面は非常に興味深い。過去40年間、対ドルの円はトライアングルのパターンで調整する傾向を示している。

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UPDATE 2009.10.05

 

ロス・クラークによるテクニカル分析

バブル崩壊後をふり返る

世界の主要な株式市場が底を打ってから7ヶ月、破滅的な暴落から1年、名目価格で高値をつけてから2年、そしてCPI(消費者物価指数)またはゴールド建ての実質価格で高値をつけてから9年以上が経過した。

短期トレーダーは、S&Pで990、ダウで9200、ナスダック100で1590、トロント証券取引所で10600を起点とする支持線を探る展開となろう。9月につけた高値から直近の底値までの下落幅の50〜70%を戻した水準が向こう2〜3週間の抵抗線となるだろう。

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UPDATE 2009.10.03

 

原文:Bob Hoye, Institutional Advisors
翻訳:増田悦佐

時代を象徴するコメント:

去年の今ごろ:

「市場介入も昔のようにはいかない」
「政府による介入が市場におよぼす神通力が失われつつある。住宅ローンの最大手2社、ファニー・メイとフレディ・マックが政府によって救済されたことをはやした株価の上昇は、リーマン・ブラザーズに関する懸念が浮上したことにかき消され、たった1日こっきりで終わってしまった」
——2008年9月10日付ウォールストリート・ジャーナル

「リーマン・ブラザーズ不動産部門のスターは、いかにしてこの惨状をつくり出したか」
——2008年10月1日付ウォールストリート・ジャーナル

そして、今年の今ごろになると:

「国際的協調が、わが国経済の自由落下を食い止めた」
——2009年9月19日付ブルームバーグ通信

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