チャートワークス 2010年1月21日号 |
UPDATE 2010.01.25 |
インスティテューショナル・アドバイザーズ
ロス・クラーク氏によるテクニカル分析
ゴールド−大底はすぐそこまで迫っている
ゴールド市場における中期的な底値をつけるタイミングが熟した。1月21日は、昨年の12月3月の高値を起点とする我々が初めに設定した時間枠(取引営業日ベースで31日〜37日間)で数えると、33日目に相当する。過去2日間の価格下落(53ドルの下落)は、市場価格の健全性を脅かすような、買い方に偏った多くの投機家達をふるい落とすのに大きく貢献したようだ。一方でゴールド価格が安定し、向こう数週間で上昇に転換すれば、ゴールドに関心を寄せる者が増えることになり、次なる上昇基調を支える市場参加者数を増やしてくれるだろう。現在の下落も単なる調整に過ぎないという我々の認識は変わらず、やがては長期の強気相場における小休止と位置付けられることになるだろう。