【サンプル記事】上海大暴落 |
UPDATE 2015.07.10 |
チャートワークス 2015年7月9日号 上海総合株価指数
インスティテューショナル・アドバイザーズ
ロス・クラークによるテクニカル分析
上海総合株価指数、今後のシナリオ
1929年のダウ平均、1980年のゴールド地金価格、1989年の日経平均、そして2000年のナスダック株価指数の分析にもとづいて、我々は上海総合株価指数が直近の天井までの上げ幅の50%を失う3588、そして200日指数平滑移動平均の通る3612への下落を予測していた。現在、上海総合株価指数は200日算術移動平均まで下がっており、これは下げ過ぎとなる。我々は、この指数がふたたび本格的な下げに転ずる前に、短い反発局面があると予測している。
下に掲載する4枚のチャートに共通する最適な下げパターンは以下のとおり:
上げ幅の45〜62%に当たる下落(今回の上海総合株価指数に即して言えば、4180〜4450の範囲)。
6月12日の大天井から23〜29営業日が経過した時点(7月17〜24日)で2番天井を形成。
商品チャンネル指数(8)が+100を突破する。
大天井から引いた61.8%のスピード線(だが、78.6%のスピード線ではない)と接したところで天井打ち。
反発ラリーによって形成される2番天井のあとは、古典的なパニックの場合の通例である大天井からカレンダーで数えて55日目の8月6日あたりで大底を迎えると考えられる。
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