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UPDATE 2010.08.05 |
原作:ボブ・ホウイ
翻訳:増田悦佐
ウォールストリート、主流派経済学、そしてメインストリート
アメリカ金融業の中心地ウォールストリートと、金融業以外の大手企業本社が建ち並ぶメインストリートをつなぐメカニズムは、常に経済学者たちの関心の的だった。主流派の経済学者たちは、株価は天井を打ってしまっても実体経済は成長を続けることに頭を悩ませてきた。通常、実体経済が減速あるいはマイナス成長に転ずるのは、株式市場が天井を付けてから10〜12ヵ月も過ぎてからということになる。全米経済研究所(NBER)が公表しているビジネスサイクルデータによれば、ハイテクブームが崩壊する前後の株価と実体経済の動きが、まさにこのタイムラグの典型だった。株式市場のハイテクブームが終わったのは2000年3月だった。そして、2001年11月にNBERが公表したデータによれば、実体経済がピークを打ったのはその12ヵ月後に当たる2001年3月だった。