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UPDATE 2010.05.06 |
インスティテューショナル・アドバイザーズ
原作:ボブ・ホイ
翻訳:増田 悦佐
【今週号の執筆は、通常の木曜日(6日)午後ではなく、水曜日(5日)午後となっていたことにご注意ください——訳者注】
時代を象徴するコメント:
去年の今ごろ:
「連邦準備制度(Fed)は、米国財務省債をいくらでも買い入れる能力を持っている」
——2009年4月24日のビジネスニュース・ネットワークが
報道したカナダロイヤル銀行のコメント
バブルがピークに達しつつあった1873年当時財政当局にとっての安心感のよりどころは、アメリカには金本位制に縛られた中央銀行は存在しないという事実だった。それだけではなく、財務省長官は無制限に刷ることのできる不換紙幣というかたちで、市場に出回っている債券をいくらでも買い上げることができると、財政当局者たちは得意満面だった。これでもう、鬼に金棒、絶対にバブルが収拾のつかないほど膨張するなんてことは起きるはずがないと思われていた。しかし、蓋を開けてみると、バブル崩壊による経済収縮は1873年から95年まで続いた。