HOME > アドバンスド > 国債という名の乱痴騒ぎ だれも何も学ばなかった 2011年6月29日号
国債という名の乱痴騒ぎ だれも何も学ばなかった 2011年6月29日号
|
|
UPDATE 2012.05.11
|
インスティテューショナル・アドバイザーズ
ボブ・ホウイ
訳:増田 悦佐
〔前回バージョンを刊行したのは2010年2月23日でした〕
どこかの国が債務不履行を起こす可能性は日増しに高まっている。当然ながら、この事態は「いったい金融市場はどこまで悪くなるのか?」という疑問を呼び起こす。この号のタイトルにいただいた「だれも何も学ばなかった」というくだりは、1933年に当時の国家債務の不履行についての研究書から引用したものだが、この本の著者は国家による債務不履行の前には、「だれもかれもがとにかくカネを借りたがる新しい乱痴気騒ぎ」があったと証言している。