チャートワークス 2012年4月4日号 米国株式市場 |
UPDATE 2012.04.05 |
インスティテューショナル・アドバイザーズ
ロス・クラークによるテクニカル分析
弱気方向への乖離
(2つのモデル)
3日に発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録により米量的緩和第3弾(QE3)に対する期待感が後退したことも嫌気され、3月まで力強い上昇を示した米国の株式市場は既にピークを迎えた様相を呈している。当レポートでは、天井相場が形成していることを裏付ける2つの相関関係を紹介する。
3月16日以来、恐慌指数(VIX)に連動するVXZ(IパスS&P500VIX中期先物指数)がVIXに対して弱気方向に乖離した現象は、2011年前半に4週〜7週間にわたって弱気方向への乖離が生じた3つの事例と酷似している。いずれも、乖離発生後にS&P500種指数(SPX)が中期的な天井をつけている。(赤矢印)
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先週生じたSP500に対するユーロの対円相対価格の弱気方向への乖離現象は、過去5年間において米国株式市場がピークを迎えた多くのケースで確認されている。
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