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UPDATE 2010.06.11 |
インスティテューショナル・アドバイザーズ
原作:ボブ・ホイ
翻訳:増田 悦佐
時代を象徴するコメント:
去年の今ごろは:
「ラリー・サマーズは、世界中でもっとも賢明なエコノミストのひとりだ」
——2009年6月6日付ニューヨーク・タイムズに掲載された
ホワイトハウス主席エコノミストのコメント
まったく、何を言い出すやら。1999年末から2000年初めにかけて、当時財務長官だったサマーズは騒々しい鳴りもの入りで市場からボンドを買いまくっていた。この買い入れで出回ったカネがピークに達しつつあったハイテク(IT)バブルの火に油を注ぐ結果を招いたわけだ。なんという向こう見ず。なんという愚鈍さ。
「危機管理の責任者としては、いつも冷静沈着な雰囲気をただよわせているオバマこそ、最適任だ」
——2009年6月の(自分が主宰する)投資情報サイト『ベーシック・
ポインツ』に掲載されたドナルド・コックスのコメント
ようするに、もしオバマ大統領がいなかったら、2008年秋に始まった大暴落が永遠につづいていただろうと言いたいわけだ。去年我々は、2008年秋に始まった今回の大暴落第一幕は、1929年の大暴落を忠実になぞっていると指摘した。そしてまた、この第一幕が2009年3月まで続いた一因は、ファシストのシンボルこそ身にまとってはいないが、オバマがコーポレーティスト(集団主義者)だと判明したことだとも、述べておいた。
世界中の政府当局者たちは、いったいいつになったら、どんなにすさまじい経済収縮があろうと、市場は必ず売り買いが折り合うポイントを見つけ出す、しかも政府にも巨大金融機関にも頼らず自力で見つけ出すという単純な真理を理解するのだろうか。
「アメリカの今年の大学卒業生たちは、ウォールストリートの仕事を避けて、連邦政府に就職したがっている」
——2009年6月1日付トムソン・ロイター通信の報道
そして、今年の今ごろになると: