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UPDATE 2010.06.04 |
インスティテューショナル・アドバイザーズ
原作:ボブ・ホイ
翻訳:増田 悦佐
時代を象徴するコメント:
去年の今ごろ:
「ほとんどの経済指標は、世界中の中央銀行が一致協力して景気浮揚策を導入したことによって、信用市場が回復に転じたことを示している」
——2009年5月27日のプレクサス・アセットマネジメントのコメント
我々の見解は、大暴落のあとに回復が続いたのは自然な成り行きであって、「景気刺激策」は回復の変動幅を拡大しただけだというものだ。たとえば、ダウジョーンズ工業平均株価で言えば、刺激策なしでも当然達成していた戻し幅を約1000ポイント大きくしたかもしれないが、それ以上の効果はなかった。
実際には、1月の落ちこみがまたしても急激な上げ相場を準備し、このときの力強い上昇がだれが見ても分かるような緩やかに弧を描く大天井の終わりを示すこととなった。そして、5月にやってきた4週続きの不調は、5月単月としては1940年以来最悪の下げをもたらした。この急落は、明らかになにごとかを我々に告げようとしているし、それ以上に去年3月まで大暴落が続いた時期に各国政府が「景気刺激策」として気前良くばら撒いたカネをほとんど全額消滅させてしまった。
「金融危機が商品市場を襲った。それさえなければ、商品市況は順調に伸びつづけたはずなのに」
——2009年6月3日付ビジネスニュース・ネットワークが
報道したドナルド・コックスのコメント
「アメリカ政府があまりにも多額の紙幣を刷りつづけるから、ダウは2万ドルでも3万ドルでも天井知らずに上がってしまうだろう。もちろん、紙くずのように価値のない貨幣で測ればという条件付きの話だが」
——2009年6月4日付CNBCが報道したジム・ロジャースのコメント
そして、今年の今ごろになると: