ギリシャ一年物国債が6ポイントに |
UPDATE 2011.09.09 |
一年物ギリシャ国債の割引率が週初めの88から94に上昇した。日本の国債で言うと額面100円が6円になったのだ。欧州におけるミニ恐慌はもはやこのレベルに来ている。100円が6円だよ。ギリシャは資金調達できても此れでは回らない理屈である。さてDXドルが76にジャンプアップした。此れでドルの長期的上昇は確認された。さて事件始まりのサインが出た。
NY市場の暴落は来週以降とボブは言っていたが、今日の夜からでも可笑しくない状況となった。昨日書いたブログ記事が大暴落時の処方箋と成る。欧州における政府の介入、市場介入が功を奏さない事が分かった今、米国で再び介入が正当化されることはないだろう。円はジワリと円安方向。暴落時、今一度75円をトライし基本は90円方向と思うが... ?
金利差の拡大、ジャンクボンドで1015Bpから1140Bpと拡大した。短期市場ライボの金利は0. 29%から0. 33%に上昇。此れは銀行間の流動性危機が始まりつつある事の証明であろう。金利差の拡大、そしてGSRの44への上昇、DXが76を切り上昇に転じたことから、今日の夜から大変な時代が始まるようだ。ミニ恐慌から拡大増幅する大恐慌になる。
さて時間は、秋、恐慌君の好きな時間帯である。政府の介入が効かない市場の原理。其れは100円が6円になったギリシャ国債が見本と成る。欧州の国債は似たり寄ったり。米国債にも大きな売り、買い手の無い状況が見え始めるだろう。日本?相対的に大丈夫。ドジョウ内閣で、静かに潜っていれば、危機は去っていくだろう。