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フィナンシャルタイムズ誌の見出しより  

 

UPDATE 2011.09.02

9月1日のFTの社説には、1930年代以来初めてという世界の景気縮小が書いてある。或いは日本病か、とも表現している。米国国債とドイツ国債の日本化とか?大不景気と金利低下は日本が病気した時と同じレベル。もはや世界は日本化し始めたのかも知れないと疑念が出ている。野田さんはそんな日本の手本を世界に示し、元気に出来るのか。期待されない日本、皮肉に取れるFT誌のうめき声。1930年大恐慌以来の大収縮と表す。

残念ながら、世界は既に大不景気、超金利低下、巨大債務改善は望み薄。ならば何時この不景気を脱却できるのか?政治家はオバマもメルケルも現実離れ。理想主義しか語らない。政治家不在の大不景気は日本病になり、国債金利すら異常に、日本的に低い。もう方法はないのだろうかと言う正直なコメントに此方が驚く。英国、つまり欧州の英知が呻吟しているのだ。

結論は来週に持ち越している、まだ手段はあると。だが、歴史のサイクルは常にこの様な論議をもたらし、気がつくと国債のデフォルト、金上昇、銀行倒産が起きる事に成る。中国の見せ掛けの経済大国の真実は、未成熟な資本主義の初期段階の詐欺、粉飾、偽装を見せる。また日本企業によるブラジル投資の失敗。インド、中国と連鎖する不誠実な事件。

やがて世界はバブル崩壊とその処理に負われていく。そして国と民衆の戦いが始まる。ある国ではリーダーの粛清、追放。ある国では死刑。暴動と国破れて山河り、が始まる。そう運動は大衆社会に向う歴史の必然であり、日本化が世界のトレンドになるはずだ。日本化した、世界の経済、国債金利。そしてその先は哀れなエリート支配の社会から、大衆、民衆国家が生まれる。この日本のように。欧米が一流で日本流が二流と言う論議は古い、陳腐。

日本化と日本病こそが世界が前に進む為の方法であり、処方箋である。独裁政治の結末のおぞましさ、悲しさ、そしてエリート国家の崩壊、日本がエリートの国でなく、民衆の力で立派に運営されている事を認めた世界。もうエリートは要らない、大衆で十分。日本の役割は世界初の大衆国家としてのモデルを見せることである。5年で6人の総理の交代は、日本病ではなく、日本的解決法であることもやがて分かる。

日本病、その解決法がエリート、独裁者達より優れている事を示すに違いない。欧米に範を求めた日本のプチエリート達、範は民衆にありと知る日は近いだろう。エリート運営の国々の崩壊と失敗は相対的に強い日本を浮かび上がらせる。円のように。心配はいらない。日本は世界に先駆け20年も先行しているのだから。さて、世界は日本病になる。成らなければこの事態は解決できない。処方箋は日本化することだ。エリートではなく大衆主導による、政治経済を行う事である。

さて来週からエリート国家の株の暴落が始まる。欧米を見本にしてきた組織、企業、人は欧米流に沈んでいく。理論や知識に染まるプチエリートうめき声は日本からも聞こえ始める。心配はいらない貴君がエリートでなければ。貴君の勘と歴史のサイクルを勉強すれば。そう、ローマに求めるリーダー論や、MBA氏の時代は終わったようだ、捨てたほうがいい。大震災後の日本、この奇跡的な復活が一体誰の手によるものか考えれば見えてくるだろう。この国の現実、実力が。

日本の時代は近い、だから、日本的な風流を我が人生にも検討したい。この暴落が終われば、日本と日本人の時代が、いやだ、といっても転がり込むのだ。そしてエリートを捨てた資金が金に 流れ込む、怒涛のように。  

9月2日 9時5分

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