豚児の卒業式はミュージカル仕立てだった。6年生が立ち上がり、1年生の時から、順に2年、3年生の時の話を何人かのリレーで短いフレーズを入れる。5年生はそれに応えて歌い、またリレーにて何人かが語る。仰げば尊し、は卒業の歌となり劇は進んでいく。フィナーレは在校生の演奏で送られて会場を出ていく。その縦笛、アコーディオン、太鼓の音に落涙する僕。本当に心配したものだ、もう卒業だ。彼は近くの公立に行き、再び上を目指すと。最近、部活は何がいいのか喋り始めた。勉強より元気、元気の素の朝食を今日は一緒に作る。とにかく穀類を取ることと言いながら。 |