恐慌前日 |
UPDATE 2013.10.11 |
この数日で時代が変わる。僕らは本当に大きな、1929年以上の危機の隣に立っている。あと数日、17日にはその危機が出てくる。米国株が週末にかけて上昇すれば、それが来週からの株暴落を予測させる。つまり、市場は債務問題が解決と一安心。だが市場は、問題が解決された途端、暴落する。だから債務問題の解決による株価上昇は本当の危機のサインだ。(このNY株上昇は、株式市場の最近の下がり過ぎのテクニカルな反発に過ぎない)
債務上限問題が解決されても、米国債の格は落ちる。そして危ない米国債から質への逃避が始まる。さても僕の頭の中は昔の壊れたテレビのようにジーと画面が横に揺れる、思考停止だ。だが僕の勘は言う。解決されれば株は暴落する?それは違う種の問題によると。金融危機か通貨危機か中国だ。連鎖するこれらの危機は、来週NY株を暴落させる??
1930年代に似た、恐慌の前夜、前日、崖っぷちに立つ21世紀人。増田さんの11日のブログを読めば、毀損の繰り返しがローマの時代から継続していることが解かる。巨大なローマ帝国も、通貨毀損とインフレの中で崩壊していく。そしてその時代に生きた人々はパンとサーカスに浮かれた。現代のアメリカ帝国に浮かれる人の姿と重なるようだ。
そんな時代に生きる人々の常識、大きな壁に対抗できる人は少ない。多くは政府、マスコミのプロパガンダに騙される。マサカ、そんなことは起こるまい?マサカ国は潰れないだろう。マサカ、あの企業が倒産するなんて。マサカM9の地震が来るなんて。上り坂と、くだり坂と真坂の、坂は3つしかない。その真坂が今僕らの隣で微笑んでいるようだ。
DXドルの上昇、GSRの61以上の上昇、そして底打ちの金価格。これらの分析から見える明日は、金融危機。株暴落である。4年間、NY株の上昇は継続した。その祭りの終わりは、我が友、恐慌の登場だ。さて、週末にかけてNY株の大上昇があれば、本当の暴落君が出てくる。上限法案の妥結が無ければ、21世紀、世界金融恐慌の始まりである。
金サイドに立つ非常識人には世明けの光が数条、闇世の中に走り始める。世界を覆う、経済常識の崩壊が、別名、恐慌と言う事だろう。小津安二郎の大学は出たけれど。1938年の実話、シービスケットの映像を見れば、明日が感じられるだろう。そして時代に日本が登場する番である。なぜか?歴史のサイクル、波、順番だから。さて、重なる2つのNYの波を凝視しよう。
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