時代の転換点を読む 2009年9月3日号 |
UPDATE 2009.09.05 |
原本『Pivotal Events』 Bob Hoye, Institutional Advisors
翻訳:増田 悦佐
時代を象徴するコメント:
去年の、今ごろ:
「ドルの熱さが、鉄鋼価格まで溶かしてしまう」熱延鋼価格は7月から30%も下がっている。
——2008年9月3日のビジネスニュース・ネットワーク報道
「資源株、底なしのドロ沼状態」
「資源株の市況は、7月中の金融株を思わせる暴落となっている」
——2008年9月4日付ウォールストリート・ジャーナル
「自動車売上は急落しているが、業界では下降基調の底打ちは間近だと言っている」
——2008年9月4日付ウォールストリート・ジャーナル
そして、今年の今ごろになると:
「過去16年間で初めて、米ドルを借りる金利のほうが日本円を借りる金利より低くなった。その結果、債券市場に関する懸念が借り入れコストを急上昇させるのではないかという不安は、かなり薄らいだ」
——2009年8月27日付ウォールストリート・ジャーナル
「日本の失業率は7月に5.7%まで悪化し、デフレも深刻化した」
——2009年8月27日付ブルームバーグ通信
「『大恐慌』がやってきたという大騒ぎは一体なんだったのか?」
「ワシントン(アメリカ連邦政府)からの仰々しいレトリックにもかかわらず、失業率が25%に迫ったことなんか一度もなかった」
——2009年8月31日付ウォールストリート・ジャーナル紙
特別編集ページへのアラン・H・メッツラーの寄稿