時代の転換点を読む 2009年7月22日号 |
UPDATE 2009.07.24 |
原本: Bob Hoye, Institutional Advisors
翻訳: 増田 悦佐
次回の『時代の転換点を読む』は、ボブ・ホイがロンドン滞在中のため1週お休みをいただいて、8月6日号となります。
時代を象徴するコメント:
昔のはなし:
「2007年9月末現在、当公庫の保証している金融機関の99%が、考えうるかぎりもっとも厳格な資本規制に適合するか、その水準を上回っている」
——2007年版『連邦預金保険公庫 アニュアルレポート』
——「悪いことなんて起きるわけがない……はずだった」
「連邦準備制度理事会副議長ドナルド・D・コーンは、『連邦準備制度は柔軟で実際的な政策運用を行う』という予想外の誓いでマーケットを活気づけた」
——2007年11月29日付ニューヨークタイムズ紙
株式市場はまだ10月の大天井から3〜4週間下げただけなのに、中央銀行制度の「司祭」たちはもう、口先介入によって株価を上げようとしていたわけだ。おもしろいのは、完璧な金融政策を追求するという「誓い」が、予想外と形容されていることだ。