奥村眞吾先生より〜驚愕の事実、IRSの調査方法 |
UPDATE 2009.07.17 |
ウォール・ストリート・ジャーナルの記事を読むと、UBSの米国人顧客の脱税行為の摘発は、二人の執念による永年の調査が実を結んだとしている。一人は無名のバージニアのIRSエージェント、Mr. Reeves、もう一人は顧問弁護士のMr. Mcdougal。この二人は、スイスのUBSが過去数十年にわたりマイアミにおいて、どのようにして顧客を獲得したのかを調べた。そしてさらに驚くべきことに、UBS銀行と脱税行為をしている顧客との間のメールには秘密の暗号があり、例えばオレンジ色でメールを書いた部分はユーロを表わし、グリーンが米ドルとし、1百万ドルを白鳥(スワン)としていたことがわかった。100羽の白鳥とグリーンで書けば、1億ドルというわけだ。Mr. Reevesは国税職員として30年のベテランだが、彼は税務調査は全ての米国人納税者にするのではなく、怪しい人だけにする(audit those who to be audit)と公言している。