奥村眞吾先生より~アメリカの相続税・遺産税の最新情報
|
|
UPDATE 2017.08.03
|
日本の相続税は国税のみであるが、アメリカの場合は連邦税(国税)と州税(地方税)がある。連邦税の場合での基礎控除は549万ドル(6億円)、夫婦合算で1098万ドル(12億円)なので相続税がかかる家庭は少ない。日本での基礎控除は標準世帯で4800万円なのに比べて、違い過ぎる感がある。しかし、日本ではない相続税の地方税、アメリカでは相続税の州税がある州がある。そのため、相続税の州税がある州から、相続税回避のため、他州へと移る者が多くある。その防止のため州の相続税の基礎控除を大きくしたり、場合によっては廃止したりする州もある。