増田悦佐さんより~「500年に一度の大転換」シリーズその4
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UPDATE 2017.01.30
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第一次世界大戦は、多民族・多言語帝国の没落と国民国家の勝利を意味していたはずだった
前回は、84年サイクルの危機の20年間には収まらない、1860~90年代が大デフレ時代ではあったが、決して大不況時代ではなかったというところで終わっていた。その「危機ではなかった40年」が過ぎ、世紀も変わってたった14年で、世界は人類史上最悪の大戦争に突入してしまった。いったいなぜこんなことが起きたのかを、1900~21年に起きた主要事件の年表を使って解明していこう。