増田悦佐さんより〜「アベノミクス総決算」シリーズその6
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UPDATE 2016.02.08
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万策尽きて、日も暮れて
2016年1月29日の日銀政策会合で発表された「マイナス金利導入」という線香花火の、景気刺激効果はわずか5営業日で完全に消え去った。冷静に考えれば、2営業日でさえも株価が上昇したこと自体が、不可思議としか言いようのない市場の反応だった。もちろん、2013年中の安値のうちに日本株を仕込み、2014年中は様子見を決めこみ、2015年後半から本格的な売り方に回って以来、1日も早く、1円でも高く日本株を売り払いたいと切望していた外国人投機屋たちにとっては、まさに願ってもないような千載一遇のチャンスだったが。