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増田悦佐さんより〜「『宗主国なき植民地経済』2大国、米中のたそがれ」シリーズその7
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UPDATE 2015.11.24
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戦争、植民地、資本主義は三つ子の兄弟
当初からこの連載の終盤の山は、資本主義は決して市場経済が健全に発展してでき上がった完成形ではなく、植民地獲得のためにほぼ恒常的に戦時体制を取らされた市場経済のゆがんだ姿なのだという主張を据えるつもりでいた。ちょうど今回の執筆に取りかかる直前に、フランスでISIS(イスラム国)が犯行声明を出した同時多発テロがあったという事実には、たんなる偶然以上の不気味さを感じる。