増田悦佐さんより〜「戦争と平和の経済学」シリーズその7
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UPDATE 2014.10.25
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核兵器は「抑止力」か?
このシリーズの第1回では、第二次世界大戦以降の戦争・武力紛争による死者数の推移を描いたグラフを見ていただいた。そこには、人口10万人当たりの戦争による暴力的な死(ただし、戦争に付随する飢餓や疫病の蔓延を原因とする死、あるいは平時であれば治療できていたはずの病死はふくまない)の犠牲者数は、2010年前後にわずか0.2〜0.3人となり、これはほぼまちがいなく歴史上最低の水準だろうということも書いておいた。