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増田悦佐さんより〜「日没する国々の落日に照り映える城壁なき文明」シリーズその10
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UPDATE 2013.09.06
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日本だけが四半世紀の長い世紀末を過ごしたことの意味
過去3回にわたって、2003〜13年という10年間の特異性を書いてきた。まずこの10年間は、アメリカが世紀末に突入した時期だったことを説明した。そして、中国がアメリカの資産インフレを補完するような物価インフレを起こしながら、国民の生活水準の向上にほとんど貢献しない「高度」経済成長を続けてきたが、それももう持続不可能な局面に来ていることも紹介した。そして、先週は「アメリカの世紀末」に乗じて、米ドルから基軸通貨の座を奪おうとしたユーロ圏諸国のみじめな失敗について語った。