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増田悦佐さんより〜「日没する国々の落日に照り映える城壁なき文明」シリーズその8
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UPDATE 2013.08.23
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中国はアメリカの世紀末にどう「協力」したのか?
さて、アメリカがなんとか万年インフレによる蕩尽(モノの遣い果たし)によって、今回の世紀末が同時に自国の経済覇権の終りにもつながってしまうことを回避するための悪あがきをつづけていることは、読者の皆さんも先刻ご承知のことだろう。だが、先進諸国の大衆は、こんな政策にだまされつづけるほど愚鈍ではない。インフレ政策を続けていると、どうしても、大衆がカネの出し入れ回数を減らすことで、マネーストックを増やしても物価は上がらないという局面にいたってしまう。